就活は多くの大学生にとって避けて通れない道ですが、実際に就活の実態に直面すると「就活はばかばかしい」と感じる人も少なくありません。ばかばかしいと感じたら就活をしなくていいのか、それでも就活をしなければいけないのかを解説していきます。
この記事を読むと、就活をするべきかどうかが明確になり、就活がばかばかしい理由も言語化されていき、自分のキャリアパスをどうすべきかが明確になるのでぜひ最後まで読んでみてください!
就活がばかばかしいと感じる人は多い
まず初めに、就活は多くの人にとってストレスフルなイベントであり、同時に理不尽さや不合理さを感じることも少なくありません。特に日本の就活は特異な文化やルールが存在し、それが「ばかばかしい」と感じる要因になっていることも多いです。
実際にSNSでもばかばかしいと感じる人は多いです。
初のweb面接終えて改めて就活ほんっときもい
みんなマニュアル通りというか、本心で語ってないのバレバレだよね
あらかじめ文用意しちゃってるからちょっと質問に対する回答とずれてるし、
頭おかしい本当に何がしたいんだか
会社の人もばかばかしいってならないのかしら— あ (@MnILQdH6y6nBSao) July 18, 2023
就活、なんかもう何もかもがだるくなってきたしいま既に応募してるところ以外は今月はもう触るのやめよ。
ばかばかしい— ぬ²····▸ぐんたま (@nunonijou) January 19, 2023
4年ぶりにCA採用…。コロナ禍就活だったその間の方は大変だったろうな。ほんとに就職はばかばかしい年度ガチャあるよね
— non (@nonqujira) April 1, 2024
ばかばかしいと思う理由7選
1. 服装・髪型がみんな一緒
就活を始めると、スーツにネクタイ、黒髪のストレートヘアなど、皆が同じような見た目になる必要があります。しかし特別な意味合いはなく、なぜ黒髪でリクルートスーツにすべきかを企業の採用担当者といえど簡単には説明できないでしょう。なぜそうしなければいけないかに納得できないとばかばかしいと感じるようになります。
またこれは「個性を尊重する社会」を謳う現代には矛盾しているように感じられることが多いです。個々の特性や個性が抑えられることに不満を感じる人も多くいます。
2. 大量のエントリーシートと面接をこなす必要がある
就活中は、数多くのエントリーシートを記入し、多くの面接を受ける必要があります。これには膨大な時間と労力が必要であり、精神的な負担も大きいです。特に、エントリーシートの内容が似たり寄ったりのものが多く、それが「無駄な作業」と感じられることも少なくありません。
さらにはエントリーシートを書くために経験を少し盛ったり、わざわざ就活のためにやりたくもない経験を積まないといけない状況に就活ってばかばかしいと感じる人も多いです。
3. たった数回の面接で良し悪しを判断される
たった数回の面接でその人の能力や人柄が完全に理解されるわけではありません。しかし、実際にはそれだけの面接で採用の可否が決まることがほとんどです。このプロセスに不合理さを感じ、「ばかばかしい」と思うのは自然なことです。
4. 大学で学んだ内容が評価されにくい
大学での学びや研究は、個々の学生にとって非常に重要な経験ですが、就活の場ではそれがあまり評価されないことがあります。企業が求めるのはコミュニケーション力であり、学問的な知識よりも喋りが上手いかが重視されることが多いです。これにより、自分の努力や学びが軽んじられると感じることも少なくありません。
5. 長い人生のたった1年でキャリアを決めないといけない
人生は長いのに、そのキャリアの大部分を決定するのはたった1年の就活期間です。これにプレッシャーを感じる人も多く、その短期間で自分の未来を決めることに対して「ばかばかしい」と感じることもあります。
6. 新卒のタイミングで就職しないと今後一生苦労するという風潮
日本の就活文化では、新卒時に就職することが非常に重要視されています。このタイミングを逃すと、後々のキャリアに大きな影響を与えるという風潮があります。このプレッシャーが大きく、「なぜこの時期に全てを賭けなければならないのか」という疑問が生じます。
7. 企業に「御社が一番です」アピールをしないといけない
最後に、多くの企業は自社に対する強い志望動機を求めます。しかし、実際には複数の企業を受けている中で「御社が一番です」と言わなければならない状況は、偽りを述べているようで不誠実に感じることがあります。このプロセス自体がばかばかしいと感じる理由の一つです。
ばかばかしいと思ったら就活やめていい?
就活を進める中で、「ばかばかしい」と感じることが多々ある場合、就活をやめる選択肢もあります。実際に、就活をやめたことで自分に合った道を見つけた人も多いです。例えば、フリーランスや起業、留学など、他のキャリアパスを考えることも一つの方法です。自分にとって最善の選択を見つけることが大切です。
ばかばかしい就活をしないでどうやって働いていく?
就活がばかばかしいと感じた場合、別の働き方を模索することが重要です。以下に、就活をしないで働いていくための方法を紹介します。
フリーランスになる
フリーランスとして働くことで、自分のペースで仕事をすることができます。特にデザイン、ライティング、プログラミングなどのスキルを身につけられた場合、フリーランスは有効な選択肢です。たとえば、大学3年時の1年間を使ってWebデザインを勉強しクラウドソーシングサイトを活用し仕事を請け負ってみる経験をしていくことで、フリーランスという選択肢を取ることも可能になるでしょう。
起業する
起業して自分のビジネスを立ち上げることも一つの方法です。自分のアイデアや情熱を活かして、新しい事業を展開することで、自分らしい働き方を実現できます。リスクはありますが、成功すれば大きな達成感を得ることができます。
フリーターになる
フリーターとして働くことで、柔軟な働き方が可能になります。アルバイトを複数掛け持ちすることで、様々な経験を積むことができます。自分の興味や生活スタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。
留学やワーホリで海外に行く
留学やワーキングホリデーを利用して海外に行くことで、異なる文化や働き方を経験することができます。英語などの語学力を向上させるだけでなく、国際的な視野を広げることができます。海外での経験は、自分のキャリアにとって大きなプラスとなります。
そもそも日本の就活は特殊なのか?
日本の就活は、他国と比べても非常に特殊な文化を持っています。例えば、新卒一括採用や、就活スーツの統一、リクルート活動の時期が一斉に始まる点などが挙げられます。これに対し、海外ではインターンシップを通じた採用や、通年採用が一般的です。この違いが「ばかばかしい」と感じる要因にもなっています。
日本と海外の就活の違い
日本の就活と海外の就活にはいくつかの大きな違いがあります。
- 新卒一括採用 vs. 通年採用:日本では新卒一括採用が一般的ですが、海外では通年採用が多いです。
- 服装の規定:日本ではリクルートスーツが求められますが、海外ではカジュアルな服装でも問題ないことが多いです。
- 面接の形式:日本では集団面接が一般的ですが、海外では個別面接が主流です。
これらの違いが、就活を「ばかばかしい」と感じる一因となっています。
日本の就活には無駄も多い
日本の就活には、効率的とは言えない部分が多々あります。例えば、大量のエントリーシートの提出や、多くの企業を受けるための時間と労力、短期間での意思決定などです。これらは無駄な作業に感じられることが多く、就活を「ばかばかしい」と感じる原因にもなっています。
ばかばかしい中でできる就活の進め方5選
就活がばかばかしいと感じる中でも、少しでも効果的に進める方法があります。以下にその5つの方法を紹介します。
① 自己分析をして自分のキャリアパスを考える
まずは自己分析を行い、自分の強みや興味を把握することが重要です。自己分析を通じて、そもそもなぜばかばかしいと思っているのか、会社員という働き方にどう思うのか?など自分への理解を深めていきましょう。そうすることでばかばかしいから就活をやめてしまうべきか、それでも就活をして就職をしていくべきかなど自分に合ったキャリアパスを見つけることができます。
② OB訪問を積極的に行い社会人に話を聞く
OB訪問を通じて、実際に働いている社会人から話を聞くことは非常に有益です。会社員や社会人がどのような生活をしているかの実態を把握できることで自分もそうなっていきたいのか、それとも違う道を歩みたいのかが理解できるようになります。
また業界の実情や企業の内部事情を知ることができることで、この会社なら働いてもいいかもと思えるような企業を見つけることもできるかもしれません。実際に働いている人からのリアルな話は、ネットで情報を漁ったり企業研究をするよりも価値があります。
③ 様々な働き方をしている社会人に会う
フリーランスやスタートアップ企業の社員など、様々な働き方をしている社会人に会うことで、自分の視野を広げることができます。これにより、就活に対する考え方や、自分に合った働き方を見つける手助けになります。
④ インターンに積極的に参加する
インターンシップに参加することで、実際の業務を体験し、企業や業界について深く理解することができます。また、インターン経験はエントリーシートや面接でのアピールポイントにもなります。インターンを通じて自分に合った職場や仕事を見つけることができれば、就活の効率も上がります。
⑤ 企業分析や業界分析を行う
企業や業界についての詳しい分析を行うことで、志望動機を明確にすることができます。企業の財務状況や事業戦略、業界のトレンドなどを把握することで、自分に合った企業を見つけやすくなります。これにより、無駄な応募を減らし、効果的な就活を進めることができます。
ばかばかしい就活を最低限の労力で終わらせ内定をもらう方法
就活がばかばかしいと感じるなら、最低限の労力で内定を得る方法を考えてみましょう。以下にその方法を紹介します。
就活エージェントに企業を紹介してもらう
就活エージェントは、あなたの希望や適性に合った企業を紹介してくれるプロフェッショナルです。エージェントを利用することで、効率的に企業を見つけることができ、エントリーシートの書き方や面接の対策などもサポートしてもらえます。
オファー型サイトに登録してスカウトを待つ
オファー型サイトに登録することで、企業からのスカウトを待つことができます。自分から積極的にエントリーする必要がなく、企業からのオファーを受け取ることで、効率的に就活を進めることができます。
就職活動を効率的に進めるためには、効果的な求人情報の収集と自分に合った企業との出会いが重要です。その中でも「オファーボックス」は、就活生が自身のプロフィールや自己PRを登録することで、企業側から直接オファーが届く仕組みを提供しています。企業[…]
バイト先の正社員募集に応募する
現在アルバイトをしている場合、その職場で正社員として働く道を探ることも一つの方法です。既に業務内容や職場環境を理解しているため、ミスマッチが少なく、スムーズに正社員として働き始めることができます。
人材不足と言われる業界の選考を受ける
人材不足が叫ばれている業界では、比較的採用のハードルが低いことが多いです。IT業界や介護業界など、人手不足が深刻な業界に目を向けてみると、内定を得やすいかもしれません。
スタートアップやベンチャー企業を狙う
スタートアップやベンチャー企業は、大手企業と比べて採用のフローが柔軟であることが多いです。新しいチャレンジを求めている人や、自分の成長を求めている人には、スタートアップやベンチャー企業が適しているかもしれません。
インターンや企業訪問でコネを作る
インターンシップや企業訪問を通じて、人脈を作ることも重要です。実際に企業で働く人とのつながりを作ることで、採用に繋がることがあります。コネを活用することで、効率的に就活を進めることができます。
OBに仕事を紹介してもらう
大学のOBに仕事を紹介してもらうことも一つの方法です。OBは自分と同じ大学出身であり、親近感を持って接してくれることが多いです。OB訪問を通じて信頼関係を築き、仕事を紹介してもらうことで、効率的に内定を得ることができます。
就活ばかばかしいと思う人がよく持つ悩み
就活がばかばかしいと感じる人は、その過程でさまざまな悩みを抱えることが多いです。以下に、よくある悩みとその対策を紹介します。
無理してでも就活すべきか?
就活がばかばかしいと感じる中で、「無理してでも就活すべきか?」と悩むことはよくあります。無理して就職することで、心身の健康を損なう可能性もあります。自分に合ったペースで就活を進めることが大切です。フリーランスや契約社員として働く道もありますので、一度立ち止まって自分の未来を見つめ直すことも重要です。
新卒で就職しなかったら今後一切就職できない?
「新卒で就職しなかったら今後一切就職できないのでは?」という不安を持つ人も多いですが、実際にはそんなことはありません。転職市場は常に動いており、キャリアチェンジのチャンスは何度でもあります。実務経験やスキルを積むことで、中途採用での就職も十分可能です。
就職しないでどうやって働けばいい?
就職せずに働く方法も多岐にわたります。フリーランスや起業、契約社員、派遣社員など、さまざまな働き方があります。自分のスキルや興味に応じて最適な働き方を見つけることが大切です。また、クラウドソーシングや副業を通じて収入を得ることも可能です。自分に合った働き方を探してみましょう。
就活ばかばかしいと思うならやめてもいい
就活は確かに一つの大きな試練ですが、その中には不合理さや理不尽さが存在します。就活をばかばかしいと感じるのは、あなただけではありません。就活が本当にばかばかしくてやってられない感じるならやめてしまうこともありです。
逆にやめると決めきれない場合は最低限でも就活を進めていくのがおすすめです。就活のプロである就活エージェントを頼ったりオファー型サイトを頼って自分の労力を割かずに進めることもできるので、自分に合ったやり方を探っていきましょう。
この記事を通して、少しでも現状を理解し、自分の気持ちを整理する助けとなれば幸いです。